高橋遥、直球鯉斬り!11日1軍デビュー

 阪神ドラフト2位の高橋遥人投手(22)=亜大=が、11日の広島戦で1軍デビューを果たす。9日は甲子園での投手指名練習に参加し、キャッチボールやダッシュなどで調整。広島打線は直球への強さがウリだが、最速150キロをマークする左腕も、最大の武器である直球で王者に挑む考えを明かした。

 待ちに待った1軍デビューが2日後に迫っても、緊張する様子は全くなかった。気後れする雰囲気もなく、いつも通り先発への準備を進めた高橋遥。「緊張することなく、いい練習ができました」と笑うルーキーは、すでに“直球勝負”の覚悟を固めている。

 相手はリーグ連覇中で、速球打ちに定評がある広島打線。4番の鈴木を欠いているとはいえ、11本塁打は12球団トップの数字だ。

 「すごく打つイメージなので、思い切って投げるだけです」。最大の持ち味でもある最速150キロのストレートを狙ってくることが予想されるが、「真っすぐが軸となるボールなので。真っすぐで勝負しないといけないところが来ると思うので、しっかり投げきれるように」と、力と力の勝負を挑むスタイルを変えることはない。

 金本監督ら首脳陣も高く評価する左腕の直球。オープン戦でその威力が1軍のバッターに通用することを証明した。一昨年の日本シリーズや昨季の広島の戦いぶりは亜大時代にチームメートと一緒にテレビで見ていたという。「抑えるイメージ?そんなことは一切、考えなかったです」と当時は、実際に対戦することは想像すらできなかった。

 画面越しにしか見ることができなかった憧れの世界が今、目前に迫っている。しかも本拠地・甲子園のマウンドということもあり「甲子園で投げられるということは、当たり前のことではないので。投げさせてもらうことをありがたく思って、いろいろかみしめて投げたいと思います」。プロへの道のりを支えてくれた家族、同級生、そして指導者の方々。恩返しを果たすには最高のマウンドが整ったと言える。

 広島打線を抑えるには、田中、丸、松山など左打者を封じて分断することが一つのカギになる。「(対策は)特に考えてないけど、とにかく思い切って投げたい」と高橋遥。これまでのように無心で目いっぱい腕を振って、強力打線に自慢のストレートで挑む。

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