藤浪「最初の1は大事に」 G倒導きチームも自身も勢い乗る

 阪神・藤浪晋太郎投手(23)が28日、開幕から好スタートを切ることを誓った。1軍公式戦初登板は過去5年間で2勝3敗。昨季は4月4日・ヤクルト戦(京セラ)で5回2失点も9四死球と制球が乱れ、黒星を喫した。完全復活への第一歩は31日の巨人との開幕第2戦(東京ドーム)。快勝でチームはもちろん、自身も勢いに乗る。

 6年目のシーズンへ、準備は整った。巨人との開幕第2戦を任され、責任の大きさは十分理解している。復活を目指す藤浪が、静かに闘志を燃やした。

 「その年の始まりというか、いい形で入りたいという気持ちはありますし、いい投球をして抑えたいですし。年間ローテーションで回ったとしたら、何試合投げるか分からないですけど、最初の1というのは大事にしたい」

 淡々とした口調に充実感がにじむ。過去5度の1軍公式戦初登板は2勝3敗で防御率3・62。納得のいく成績は残せていない。今季こそ結果を残し、不安を払しょくする。

 チームの今季を占う重要な開幕カードで右腕を抜てきした金本監督からの期待は大きい。「『責任を持ってやってくれ』と言われました」と力のある言葉を授かった。

 持てる力を存分に出すしかない。右腕は「やることは変わらない。自分のボール、自分のピッチングをしっかりできるように、いいパフォーマンスをすることを心掛けています」と気持ちを引き締めた。

 この日は東京へ移動前に鳴尾浜での投手練習に参加。ランニングやキャッチボール、ダッシュなどで入念に調整した。万事を尽くして、あとは本番を待つ。

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