メッセンジャー 今週中「自己最速来日」へ キャンプへ1日も早く準備

 アメリカで自主トレ中の阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が21日、今週中にも「自己最速来日」を果たす見通しであることが分かった。10年の阪神加入後、9度目の来日にして自己最速というのは、今季に懸ける気持ちの表れの一つ。すでに金本知憲監督(49)から今季の開幕投手に指名されており、投手陣の柱として、開幕に向けて万全の準備を整えていく。

 1日でも早く、キャンプに向けてコンディションを整えたい。メッセンジャーが今週中にも来日する予定となっているが、それが「自己最速」のものとなりそうだ。右腕の今季に懸ける意気込みの表れとなる。

 メッセンジャーは入団1年目の10年が、1月27日の来日だった。その後もほぼ毎年、同時期に来日している。そういった中、9年目のシーズンにして、過去を上回るスピード来日を果たす見通し。助っ人右腕に慢心はない。今年は37歳を迎えるシーズンとなるが、闘志が衰えることはない。

 首脳陣からの信頼は厚い。金本監督は昨年11月の段階で「メッセンジャーが開幕投手。これはもう、普通に行けば。アクシデントがない限り。いわゆるレギュラーですから」と、早々に3月30日・巨人戦(東京ドーム)の開幕投手に指名した。今年もローテの軸としての期待は変わらない。

 メッセンジャー自身、昨年10月に帰国する際には、18年の開幕投手に関して「自分しかいないと思っています。エースという自覚を持って、チームを引っ張っていくという気持ちがあるので」と力強く話していた。順調に開幕のマウンドに上がることができれば、南海・スタンカ(61~63年)を超える外国人では史上初の4年連続開幕投手となる。

 また、東京ドームでの巨人戦は昨年8月に打球を受けて右足腓骨骨折の重傷を負って以来となる。CSで復帰こそ果たしたものの、苦い記憶が残る因縁の舞台での開幕戦となれば、余計に気持ちも高ぶるというものだ。

 アメリカでの自主トレも順調に進んでいるもよう。ここまでの成果を「過去最速来日」からの調整で加速させ、3・30開幕戦のマウンドに向かっていく。

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