大山、2年目は全試合出場だ!鳥谷以来の偉業へ「走攻守」レベルアップや

 阪神の大山悠輔内野手(23)が19日、大阪国税局で行われた確定申告のPRイベントに出席。キャンプまで2週間を切る中、個人の今季目標に「全試合出場」を掲げた。阪神の2年目野手では鳥谷以来となる偉業に向け、走、攻、守すべての分野において細部まで意識することで、レベルアップを図っていく考えを明かした。

 あまり個人の数字や目標を口にしない若虎がきっぱりと言い切った。「個人の目標としては1年間、試合に出続けること。チームとしては優勝することです」。阪神では鳥谷以来となるプロ2年目の全試合出場へ-。大山は“自己改革”を進めていく考えだ。

 「細部まで意識を持ってやっていくことで、変わってくる部分はあると思う」と力を込めた背番号3。その具体例が現在のランニングフォームだ。日々、鳴尾浜で自主トレを行っているが、ダッシュをする際に体幹のブレが少なくなった。端から見たスピード感も昨年以上に出てきており「ランニング量を増やしたわけではないですが、秋本先生(元陸上選手・秋本真吾氏)に教えてもらったことを意識してやっています」と明かす。

 大山の走力には非凡なものがあり、「全力疾走は僕みたいな若手は当たり前」と昨季は221打席に立ち、併殺打はわずかに4つ。規定打席に到達しても1桁に抑えるペースは、長打力を兼ね備える右打者にとっては異例の数字だ。

 昨年から指導を受けている秋本氏の教えを脳裏に刻み、単調な練習メニューの一つでも確かな目的を持って遂行することにより、徐々にスピードアップという成果が表れはじめている。それを本人も実感しているからこそ、意識するのは「走、攻、守、全部です」と言い切る。

 それはくしくも先駆者の鳥谷が日々、実践していること。試合前の徹底した準備を怠らず、成長の要素をどん欲に吸収しているからこそ、連続試合出場数を歴代2位まで伸ばすことができた。キャンプまで残り2週間を切る中、大山は「やることはたくさんありますけど、できることをしっかりとやりたい。キャンプに入ると時間が決まってくるので、今、できることをやっていきたい」と自主トレのメニューについてもこだわって消化していく考えだ。

 「体作り、心の部分、すべての面で準備していきたいと思います」と力を込めた未来の主砲。1年間、試合に出続けることができれば、間違いなく大きな飛躍の第一歩になる。

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