ドラ5谷川 今年の漢字は「生」 3月3、4日の福岡凱旋登板に照準
阪神のドラフト5位・谷川昌希投手(25)=九州三菱自動車=が5日、3月上旬の“凱旋登板”に照準を合わせた。福岡県の小郡市野球場で自主トレを公開。「なかなか見に来てもらえないと思うので」と前置きした上で、慣れ親しんだ郷里を思った。
3月3、4日にヤフオクドームでソフトバンク2連戦が組まれている。今年は交流戦で福岡での試合がないこともあり、キャンプ中から結果を出し続け、まずはここでの登板を目指す。「(周りから)『行くから』と言っていただいているので、まずは1軍にいないといけない」と表情を引き締めた。
さらに、もっと先を見据える。ルーキーイヤーへの思いを漢字一字で「生」と表現。「25歳ということもあるので、即戦力で取ってもらっている。しっかり期待に応えないと」。生きるか、死ぬか-。プロの厳しさは十分に自覚している。
正月には親戚一同約50人が集まり、阪神入りを盛大に祝ってもらった。周囲の反応に、表情も少し和らぐ。「『誇りだ』と言ってもらえたので、そう言ってもらうことに恥じないように頑張りたい」。故郷を思い、ふるさとからのエールを受け、プロの世界で戦う準備を進めていく。