福留、4番ロサリオを全面サポート ドンと座ってくれていると楽

 阪神・福留孝介外野手(40)が14日(日本時間15日)、ハワイ大マノアキャンパス内の野球場で行われた名球会野球教室に、鳥谷敬内野手(36)らと参加。現地在住の子供と触れ合った中、新加入のウィリン・ロサリオ内野手(28)の全面サポートを約束した。キャプテンとして、新助っ人が活躍できる環境作りを意識し、期待通りに4番で活躍してくれることがチームにも自身にも大きい。強力クリーンアップを形成し、優勝に向けて共闘する。

 キャプテンとしての責任が、言葉となってハワイの地に響いた。優勝のため、自身の力を存分に発揮してもらいたいからこそ、迷うことなく手を差し伸べる。福留が、新外国人のロサリオの全面サポートを約束した。

 「そう(加入が決まった)みたいだね。あとは彼がやりやすいように、しっかりと僕たちがそういう環境を作ってあげたい。そうやってできればいいと思います」

 ハワイに到着した12日(日本時間13日)に、ロサリオの加入が決定。当然、そのことは把握済みだ。新たなチームメートとして歓迎すると共に、手助けできることは何でもしてやりたい。キャプテンという立場はもちろん、1人のチームメートとしても、その思いは強い。

 「そういうの(戸惑い)もあるだろうけど、僕らも助けてやれることは、助けてやっていければいいんじゃないですか」と福留。新加入の外国人選手にとって、環境が変わればどうしても戸惑いは生じるもの。そこがクリアでき、本来の力が出せれば、金本監督の構想通り4番での起用も問題ない。福留も4番が固定できるメリットを強調した。

 「もちろん一つ、ドンと座ってくれていると楽は楽だと思うしね。それはそれでいいことだと思う。こればっかりはどうなるか分からないけど、力となってやっていければ、それはいいと思う」

 今季、福留は4番としてすべてスタメンで93試合に出場。金本監督は年齢面を考えてもう少し休ませたかったが、苦しい台所事情から頼らざるをえなかったのが実情だ。来季、ロサリオを4番で固定できれば、福留を適度に休ませることができ、パフォーマンスにもプラスの影響が出る。

 「(やることは打順によって)変わらない。その場、その場でやることは変わらないと思うし。気にはしていない。ドンッと中心がいるということは、いいことだと思うから」

 ロサリオが期待通りの活躍をして4番に座り続けてくれることが、自身のプレーにもつながってくる。糸井、ロサリオらとの強力クリーンアップが機能すれば、それだけ優勝が近づいてくる。

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