ドラ4島田、大学野球終了 上武大が関東大会準決勝敗退「この悔しさをバネに」

2回上武大2死一塁、右中間に適時三塁打を放ち、三塁へ向かう上武大・島田海吏=サーティーフォー相模原(撮影・金田祐二)
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 「関東地区大学野球選手権大会・準決勝、上武大3-4創価大」(1日、サーティーフォー相模原球場)

 阪神からドラフト4位で指名された上武大の島田海吏外野手が、「1番・中堅」で先発出場した。5打席に立ち、4打数1安打1打点。初回、四球から二盗を決めたが、チームは逆転負けを喫した。神宮大会出場はならず、大学での野球は終了。プロでの雪辱を誓った。

 ただ、敗戦にも見せ場は作った。初回、四球で出塁した直後だった。2番打者の打席で初球、迷わずスタートを切った。「憧れ」という球団OB・赤星憲広氏同様、右足から滑り込むスタイルで二盗を成功させ、先制点の起因となった。

 さらに二回には2死一塁から、右中間フェンス直撃の適時三塁打。続く2番打者の中前適時打で3点目のホームを踏んだ。

 だが、3打席目以降は沈黙。投ゴロ、遊ゴロ、一ゴロに倒れ、追加点を奪うことができず「塁でかき回すことができなかった。負けてしまったのは、自分の責任です」と声を震わせた。

 「いまの自分があるのは、この大学での4年間があったから。監督さんやコーチのおかげで、大きく成長することができた。日本一になって監督さんを胴上げすることが夢でした。成し遂げることができなかった申し訳なさと、感謝の気持ちが入り交じっている感じです」

 それでも走攻守で非凡さを見せ、即戦力野手の実力を存分に証明した。日本一の夢はプロで果たす。「すべてにおいてレベルアップしてプロの世界に入りたい。この悔しさをバネに、プロでも頑張っていきたいです」と島田。オフも継続してトレーニングに励む。“赤星2世”はさらなる成長を遂げてプロの門をたたくつもりだ。

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