金本監督 高山の再生誓う 課題は「タイミング」と「バットの軌道」

 阪神・金本知憲監督(49)が21日、今季不振に終わった高山俊外野手(24)の「再生」に秋季キャンプで取り組む考えを明かした。1年目は新人王に輝く活躍を見せた中、今季は思うような飛躍を遂げられずに終わった。タイミングの遅さと、バットが遠回りするという課題は見えている。克服に取り組ませ、来季のリベンジにつなげていく。

 課題は見えている。ホップ、ステップ…とはいかなかった今季を振り返り、いかに来季につなげていくか。金本監督は、期待を寄せる高山の「再生」に取り組んでいく考えを明かした。

 「(課題は)早くタイミングを取ることと、インパクトまで最短距離でスイングが波打たないように。その2つだけ自分で調整できたら彼もいいものを持っているし。(今後の克服は)彼次第でしょう。僕と片岡が思うのは、タイミングが遅い、バットが遠回りすること」

 潜在能力の高さは、新人王を獲得した昨年の活躍で証明済み。だからこそ今季はもどかしさが残った。「春まで良かったけどね。去年の秋のキャンプも良かったし」。開幕前まで順調で「やってくれるもんだと思っていた」と期待を寄せていた中での不振だった。

 「タイミングだけでしょう。バットの軌道が遠回りするから。そこだけ。タイミングは教えようがないからね。自分の頭でタイミングを取るわけだから」と金本監督。見えている2つの課題を秋季キャンプからどれだけ克服していけるか。同じようなことを繰り返すわけにはいかない。

 この日、みやざきフェニックス・リーグの巨人戦は雨天中止。高山は、打撃練習などで汗を流した。「結果を出せばいいという時期ではないので。(課題は)たくさんあります」。20日の西武戦では初回に先頭打者弾を放ってアピール。今後の練習を含め、実りの秋として、来季につなげていく。

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