石崎 侍ジャパン最終ロースター CSフル回転へ頼もし 

 11月16日開幕の「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に臨む侍ジャパンの最終ロースターに、阪神・石崎剛投手(27)がリストアップされていることが6日、分かった。複数の球界関係者によると、24歳以下、入団3年目以内という規定の中で、シーズン後半にフル回転した働きが評価されて抜てきされたもよう。稲葉新監督の初陣に、将来性豊かな快速球右腕が加わる。

 夏場以降、獅子奮迅の活躍を見せてきた若き右腕に白羽の矢が立った。複数の球界関係者が稲葉新監督の初陣となる侍ジャパンの最終ロースターに、石崎がリストアップされていることを認めた。

 石崎は今季、8月9日の出場選手登録後、リリーフとして抜群の働きを見せてきた。最速150キロ台中盤の直球を主体に、初登板から12試合連続無失点をマーク。昨年から不安視されていた制球難は改善されており、ドリス、マテオら50試合以上の登板者が6人出たリリーフ陣の中で、7番手のポジションを確固たるものにした。

 その投球と潜在能力の高さを侍ジャパンの強化委員会は高く評価。今大会は2020年の東京五輪を見据えており、24歳以下、入団3年目までの選手という規定の中で選手を選出している。

 その一方、稲葉新監督は「勝っていかないといけない」と勝負にこだわる姿勢を示している。入団3年目の石崎は条件に合致する選手であり、ブルペンの一翼を担う存在になり得る投手。独特のスリークオーターから繰り出される威力あるストレートは、十分に国際大会でも通用すると踏んでいる。

 11月9日から宮崎市清武総合公園で行われる5日間の宮崎合宿を経て、大会に臨むことになる侍ジャパン。そこでアピールに成功すれば、稲葉新監督の下、大会では重要な役割を任せられる可能性もある。

 もちろん阪神でもCSファーストSへの準備に余念はない。強力ブルペン陣の中で、石崎はもはや絶対に欠かせない存在。短期決戦において先発投手が早い回に崩れた場合や、ビハインドの展開で流れを引き戻すために、快速球右腕の若さと勢いが必要になる。

 ペナントレース中も場面を問わず、与えられた場所で結果を残してきた石崎。その奮闘ぶりが認められたからこそ、アマ時代を通じて初となる日本代表への道が開けた。金本阪神が歩み出す球団史上2度目の日本一へ-。その道のりでも背番号30の奮闘が必要だ。

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