金本監督80勝狙う 残り9勝4敗以上 甲子園CS確定へ「ここからフルエンジン」

 阪神の金本知憲監督(49)が17日、CSファーストSの本拠地開催権を獲得するために、80勝を目安に設定した。台風18号接近のため中日戦が2日連続中止となり、残り13試合を9勝4敗で戦い抜けば到達できる数字。一日でも早く2位を確定させるために、ベテランの福留や、リリーフ陣をフル回転させる方針だ。

 2日連続の中止も、本拠地CSを目指す阪神にとってはプラス要素だ。登板過多の救援陣にとっては、シーズン中では異例の3日連続休養日となった。日程的にも戦いやすくなり、金本監督は「最後の追い込みというか、ここからフルエンジンかけられるように」と力を込める。

 目指すは眼前での広島の胴上げ阻止、そして本拠地CS開催権の獲得だ。一つの目安に定めるのが80勝。残り13試合を9勝4敗以上で戦い抜けば、2位を確保できる。

 80勝なら貯金「20」となり、開幕前に掲げた“1カ月で3つの貯金”という公約も達成できる。「(本拠地開催を)早く決めたいし、早く決めてCSに向けての態勢をいろいろ取りたいからね」と指揮官。早く2位を確保し、見据えるのはポストシーズンだ。

 18日には優勝マジック1となっている広島を甲子園で迎え撃つ。巨人戦を挟み、21日は敵地へ乗り込んでいく。「打線も上がり目だしね。唯一、先発投手の頭数が、というところでリリーフの疲れもあったけど、CSはほぼ体力満タンで行けるだろうし。先発が整ってくれば十分、戦えると思うし」と金本監督は自信をのぞかせる。

 マツダスタジアムでの戦いについても「ウチはマツダでは結構、打ってるんだよね。ジョンソンからも打ったりとか、なぜか分からないけど」と苦笑いした指揮官。先発投手陣の整備など、ポストシーズンへ向けての準備を進めるためには早めの2位確保が必要だ。

 リリーフ陣はもとより、ベテランの福留についてもフル回転させる方針。「順位が決まるまではフル回転で。おじさんに頑張ってもらいましょう(笑)」と背番号6。3日連続休養日で充電したエネルギーを力に変え、2位の座を確かなものにする。

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