糸井3ランなどで先制 二回に一挙5点 先発の能見を援護

2回、先制3ランを放つ阪神・糸井=東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「巨人-阪神」(26日、東京ドーム)

 阪神の糸井嘉男外野手(36)が二回、先制の11号3ランを放った。打線はこの回、ロジャースの適時打で2点を加え、一挙5点を奪った。

 両軍無得点のまま迎えた二回だ。2死一、二塁となって、糸井の第2打席。2球で追い込まれた直後の3球目を、上手にすくい上げた。打った瞬間の強烈な当たりは右翼席中段へ。

 「先制のチャンスだったので、とにかくランナーを返そうと思い振り抜きました。いい結果になってくれてよかったです」と糸井。オレンジで染まる巨人党を黙らせる先制パンチをおみまいした。

 さらに続く上本がフルカウントから四球を選び出塁すると、福留が左前へはじき返しチャンスメーク。再び2死一、二塁とし、4番・ロジャースがゆっくりと打席へ向かった。その2球目を捉えると、鋭く打球は右翼へ。巨人の長野はダイビングキャッチを試みるも、グラブをはじき転々と…。その間に一走・福留も一気に生還した。

 追加点を奪う適時打を放ったロジャースは「1打席目に凡退してしまったので、取り返す気持ちで積極的にいきました」と振り返った。

 糸井の3試合ぶりとなる11号3ランで、一挙5得点。阪神が大きな先手を取った。

2023-11-05
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