福留、好守&巧打でファン沸かせるも…「勝たないと意味がないよね」

2回、中日・京田陽太の放った打球を背走して好捕する福留=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神3-6中日」(29日、甲子園球場)

 ここまで4番に座り続ける阪神・福留が、また甲子園を沸かせた。

 まず光ったのは好守。二回、1死一、二塁で打席にはルーキーの京田。右翼へ上がった打球を後ろ向きの体勢でナイスキャッチ。不安定だった先発・青柳を助ける守りに歓声が上がった。

 そしてバットでも魅せる。2-3で迎えた三回。1死一塁の場面で右前打を放ち、好機を広げた。6番・北條の左前適時打を呼び込む一打となった。

 ここまで22試合に出場し、75打数22安打、打率・293。3試合連続安打中と好調をキープしている。それでもベテランには笑顔はない。試合は9回のドリスが中日打線につかまり、敗戦を喫した。「まぁ勝たないと意味がないよね」と淡々と語り、福留の表情が緩むことはなかった。

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