ドラ5糸原、開幕リハOK 初マツダ“試運転”で守備きっちり
「ウエスタン、広島7-2阪神」(21日、マツダスタジアム)
“試運転”は問題なしだ。マツダスタジアムで31日から行われる広島との開幕カード3連戦に備え、ドラフト5位の糸原健斗内野手(24)=JX-ENEOS=が同所で行われたウエスタン・広島戦に「9番・三塁」で出場。2度の守備機会をきっちりとこなした。
三回、先頭の会沢が放った三塁線のゴロは強烈な当たりではなかったが、バウンド幅の少ない難しい打球を丁寧にさばいた。1死一塁からの三遊間へのゴロも素早く処理して二塁に送球し、併殺を奪った。
「打球の感じは違いました。しっかり自分のところに飛んできたボールを処理できましたし、しっかりアウトを取れたっていうことは自信になりました」と糸原。天然芝と土の境目があり、打球に変化が生じることもあるマツダの内野を守りきってみせた。
バットからは2打数無安打と快音は響かなかった。母校・明大の先輩である野村とは1打数無安打。糸原は「さすがです」と昨年の最多勝投手に脱帽。それでも「ああいう投手を打っておかないといけない」と眼光鋭くリベンジを誓った。
今季を占う大事な開幕カード。「内野手泣かせ」マツダのフィールドを糸原がしっかり体感した。その時に向け、準備は整いつつある。