藤浪、WBCへ収穫 日本ハムとの練習試合で5回1安打1失点

 日本ハムとの練習試合で好投する藤浪(撮影・園田高夫)
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 「練習試合、阪神1-1日本ハム」(19日、宜野座村営野球場)

 WBC日本代表の藤浪晋太郎投手が先発した。今年3度目の実戦登板で、最長の5回、70球を投げて1安打1失点。途中、制球を乱す場面もあったが、7三振を奪った。最少失点で粘るなど課題と収穫のマウンドとなった。

 国際大会を想定して、マウンドを硬めの赤土に変更。本番さながらの舞台で、昨季の日本一チームと対した。初回から、球場のスピードガンで154キロを計測。西川を遊飛、杉谷を空振り三振に斬ると、横尾を左飛に抑えて3者凡退スタート。

 続く二回は、4番の大田を外角低めのカットボールで空振り三振に。岡を中飛に抑え込み、最後は渡辺を見逃し三振に斬って取った。続く三回も下位打線相手に2奪三振。力みのない投球フォームから、変化球を交えてリズムよく打者を圧倒した。ただ四回、先頭の西川に四球。1死二塁から横尾に右前適時打を浴びた。この回、3四死球と制球を乱したが、その中で粘りも見せた。

 今季初実戦となった8日の紅白戦では2回2安打無失点で、13日のDeNA戦でも2回を無安打無失点に抑えた。この日が代表合流前最後の実戦登板。仮に決勝ラウンドまで進出した場合は、この登板がシーズン前最後の先発になる可能性が高い。計3度の実戦登板で9回を1失点投球。上々の状態を整えて侍ジャパンに合流する。

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