「阪神春季キャンプ」（１日、宜野座）

　阪神の藤浪晋太郎投手（２２）が、キャンプ初日からブルペンで捕手を座らせて７０球の投球練習を行った。今年初めてユニホームに袖を通し、変化球を交えて熱のこもった投球。「バランスもよかったですし、ストレートもよかったと思います」と、充実の表情で振り返った。

　この日、日本ハム・大谷がＷＢＣで、投手での出場辞退を発表。藤浪には侍ジャパンとしての期待がさらに高まっているが、代表インタビューでこの話題については「特に、はい…」と言葉少な。来月のＷＢＣ本戦、そしてシーズンに向けて調整に専念する考えで「この時期にしかできない練習もある。しっかり調整したい。力を付けていい状態でシーズンを迎えられるように」と気を引き締めていた。