筒井和也投手 球児、城島からの「金言」を後人へ…スカウトで再出発

 今オフ、18選手が阪神を退団した。新たな人生にチャレンジする虎戦士の思いを伝える。左の中継ぎとして奮闘した筒井和也投手(35)-。

 プロ生活13年。中継ぎとして通算221試合に登板した野球人生を振り返った時、先輩2人の顔が真っ先に浮かんだ。藤川球児と城島健司。節目で心に響いた言葉の数々を、筒井は今も忘れない。

 「印象に残っているのは、試合よりも出会い。試合で活躍して、ファンの方に喜んでもらえるのは選手として冥利(みょうり)に尽きますけど、球児さん、城島さん、運命的にそういう人に出会えたことが僕の中では一番大きいです」

 5年目を終えた08年オフ。それまで計9試合の登板だけで思うような成績は残せず、苦悩の日々が続いていた左腕は、納会で藤川に話し掛けられた。

 「今、何年目?5年か。これからだな。俺も5年苦しんだし、一緒だな」。

 高卒入団だった藤川に対して、自身は大卒で入団した。苦しんだ5年という期間は同じでも、筒井は当時、既に27歳。「始めは何、言ってんだよって思っていましたけどね(笑)」。同じ境遇だとは思えず、素直に受け止めることができなかった。

 既に球界を代表するクローザーになっていた藤川は「(年齢は)一つしか変わらないのに、スーパースターだった」と振り返る。ただ、これを境に会話する機会が増えた。「支えてくれる言葉、感性が違った。自分の小ささにも気付かされた」。一つ一つの言葉が身に染みた。それまで目の前の結果しか見ていなかったが、「力をつけること」が何より大事だと思い至った。翌09年には45試合に登板。飛躍を遂げた。

 10年から12年まで在籍した城島にも刺激を受けた。「アメリカにも行かれてて、いろんな話を聞いた。そういう人じゃないと経験できないような話を聞いて、すごくおもしろかった」。

 城島の趣味であった釣りにも一緒に出掛け、数々の助言をもらった。「球児さんもですけど、何か言葉に力があるんですよね。絶対的な自信というか。持論が確立されていた」。そのすべてを糧にし、マウントに上がり続けた。12年には自己最多の58試合登板で18ホールド。キャリアハイと言えるシーズンになった。

 来年からは東海、北陸地区を中心としたスカウトとして野球に携わる。「精いっぱいやります。まだ始まってもいないので、何とも言えないですけど、いい選手に、いい野球人生を送ってもらえるようにしたい。野球に対する観点とか、超一流に触れたので」。これまで培った経験をプロの門をたたく若武者たちに思う存分、伝えていく。

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