青柳、台湾Wリーグ投手MVP 岩貞に続き2年連続で若虎受賞

 阪神・青柳晃洋投手(23)が台湾で開催中のアジア・ウインターリーグで最優秀投手に選ばれ、17日のプレーオフ準決勝試合前に表彰式が行われた。阪神からは昨年の岩貞に続く選出で、横田慎太郎外野手(21)が盗塁数、石崎剛投手(26)はセーブ数でトップだった。最優秀打者には同じNPBウエスタン選抜のオリックス・吉田正尚外野手(23)が選出された。

 ルーキーイヤーの今季4勝を挙げ、来季の先発ローテ5番手が有力視されている変則右腕が台湾で結果を残した。4試合に登板して2勝0敗1セーブ、防御率はリーグトップの1・69。NPBイースタン選抜や台湾プロチームを相手に抜群の安定感を見せた。

 昨年の岩貞に続き、2年連続で阪神からの最優秀投手選出。その岩貞が今季10勝9敗、防御率2・90とブレークしたことを考えると、来季の目標に2桁勝利を掲げている青柳も期待が高まってくる。

 克服すべき課題は今季登板した13試合で、16度の企図中13度許したスチール対策だ。クイック投球やけん制球の技術向上に今秋から取り組んでおり、秋季キャンプではその成長ぶりを金本監督も絶賛していた。

 台湾へ出発する前にはカーブについて「せっかく実戦ができるので試してきたい」と、新球習得にも意欲的な姿勢を見せていた。10日のイースタン選抜戦後には「シーズンでも使っていけると思います」と手応えを得ていた。

 さまざまな課題に取り組みながら、着実にステップアップしている。それでも、10日の試合を視察した掛布2軍監督から「左右の打者の内角に投げきらないといけないよね」とさらなる宿題を与えられている。

 クイック、けん制、そして変化球と驚異的なスピードでものにしている青柳。打者の懐を突く投球も短期間でマスターする可能性は十分だ。

 この日、ウインターリーグのプレーオフ準決勝前に表彰セレモニーが行われ、吉田正と共にトロフィーを受け取った。手にした自信と経験を財産として、青柳が日本に帰ってくる。

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