球団本部長がFAのオリ糸井に反応 キャンプ地から帰阪

 阪神が31日、国内FA権の行使を決めたオリックス・糸井嘉男外野手(35)について反応した。

 取材に応じた四藤慶一郎球団社長(56)は糸井について「ここでコメントできることはありません。補強は考えておりますが、個別、具体的な名前についてはお話できないです」と語った。

 球団トップが個人名を挙げることはなかったが、阪神は今オフの補強ポイントを早くから定め、今季FA権を取得した糸井の獲得調査を進めてきた。11月11日の交渉解禁日まで獲得の意思を公言することはないものの、条件面を整え、誠意を持って糸井にアタックする準備を進めている。

 この日、秋季キャンプ地の高知・安芸から帰阪した高野球団本部長は「様子を見ながらです。何かあればお話します」と話した。

 糸井に近い関係者によれば、FA宣言を決意した経緯について、糸井本人が「他球団の評価を聞いてみたい」と明かしているもようで、FA最大の目玉の動向に注目が集まる。

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