藤井新コーチ“男前3カ条”掲げた!キーワードは「あいさつ、感謝、責任感」

 阪神は7日、藤井彰人氏(40)がファーム育成コーチに就任することを発表した。同氏は15年に現役を引退後、阪神のフロントに入り、BCリーグ福井へバッテリーコーチとして派遣されていた。背番号は89。西宮市内で就任会見を行った同氏は、人間形成の重要性を説き、人間として“男前”になるための3カ条を掲げた。

 プロ野球選手である前に、まずは人として“男前”になれ-。肩書は「ファーム育成コーチ」。指導は捕手が中心となるが、その範囲は限られていない。藤井氏は若手の人間形成にも重点を置く考えを明かし、3つのポイントを挙げた。

 (1)「あいさつは人として一番大切」

 (2)「感謝の気持ちを伝える」

 (3)「野球を仕事にする責任感」

 今年3~9月の半年間、BCリーグ福井でバッテリーコーチを務めた経験から導き出した。同リーグで若い選手を指導する中、技術だけではなく、人としても一人前に育てる必要性を再確認した。

 「(阪神でも)若い選手と接する機会が多いと思う。野球以外の部分ではプラスのことだけど、そこは(指導)していきたい」。自身のようにプレー以外でも、愛されるような選手を育てることが目標だ。

 藤井氏は98年度ドラフト2位で近鉄へ入団。楽天を経て、10年オフにFA権を行使して阪神へ移籍した。常に注目される球団で、5年間プレーしたからこそ、これから指導する選手には野球以外でも一流であってほしいと願う。

 今後は9日から秋季練習で指導を開始する。「教育者として力足らずだと思うけど、勉強していいものを伝えていきたい。1人でも多く、甲子園でプレーできるようにしたい」。まだ40歳。選手と汗を流し、次世代を担う“男前”を甲子園へ送り込む。

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