金本監督 132試合目で「やりたい野球できた」 若手とベテラン融合

 「ヤクルト0-5阪神」(11日、神宮球場)

 132試合目にして、阪神・金本監督が「理想」とする野球で連敗を止めた。失策がらみで惨敗した前夜は「執念が足りない」と怒気をにじませたが、この夜は頬(ほお)が緩んだ。

 「若いバッテリーが組んだ試合で、若手が作ったチャンスをトリ、孝介らベテランがかえす。こういう野球をずっとしたかった。これだけ若い選手が出て、主力がきょうみたいな活躍をして…それが今年僕のやりたい野球だった。初めてじゃないだろうけれど、きょうはできたかな…」

 今季4戦3敗の変則右腕、山中を相手に徹底して対策を練った。

 「前回、前々回とフライアウトでやられていたので、徹底してゴロを打とうという指示を片岡コーチが出していた。そういう姿勢も見えたし、実際フライアウトはほとんどなかったんじゃないかな」

 2番に据えた鳥谷が本塁打を含む2安打と気を吐いた。「片岡コーチのインスピレーション」(金本監督)で試合直前に打順をチェンジ。主将の先制打がチームが山中から放った昨季9月以来の適時打。主将が呪縛を解き、天敵を料理した。金本野球の展望が開ける勝利になった。

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