西岡、喜べぬ復帰後初打点
「交流戦、ロッテ7-2阪神」(9日、QVCマリンフィールド)
屈辱の同一カード3連敗。阪神・西岡はぶぜんとした表情でロッカールームから出てきた。左太もも裏痛からの復帰後初打点も素直に喜べない。勝てなかった。連敗を止められなかった。現実を重く受け止めた。
鳥谷がチーム初安打となる二塁打を放った四回無死二塁。二木のカーブを呼び込み、体勢を崩されず右翼線にライナーをはじき返した。4月22日の広島戦以来となる打点。劣勢の風向きを一時的にでも変えた適時打にも口調は踊らない。
「そんなことよりも、勝ち負けの話」。それ以上、言葉が唇を伝わることはなかった。風穴をあけた一打が勝利に直結すれば喜べたが、負の連鎖を止められなかった。ただ、西岡の一振りには風向きを変える力がある。次戦こそ必ず笑う。
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