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横田が先制V打!実戦4割超で頭角現す

 4回、先制適時二塁打を放つ横田
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 「オープン戦、ヤクルト1-5阪神」(21日、浦添)

 阪神がオープン戦初戦を迎え、昨季の覇者ヤクルトに快勝した。先制点をもたらしたのは横田慎太郎外野手(20)。「7番・中堅」で先発出場し、四回に先制二塁打を放つなど、2安打の活躍で猛アピールした。金本知憲監督(47)は「漫画の主人公に出てきそうなタイプ」と独自の表現で成長を評価。20歳の若武者が、頭角を現してきた。

 昨季のリーグ覇者・ヤクルトを打ち破る突破口を開いたのは、横田のバットだった。オープン戦初戦。輝きを放ったのは、次代の猛虎を担う20歳の若武者だ。3年目、まだまだ苦しいことはあるだろう。だが、この男には壁を次々と乗り越えていく力がある。

 0-0の四回2死一塁。山中の初球、104キロのスローカーブを完璧に捉えた。打球は右中間を転々とし、その間に一走のペレスが先制のホームへと生還。鮮やかな適時二塁打が、決勝打となった。

 「打たないと(1、2軍の)入れ替えがあると聞いていたので、なんとしても結果を出そうと試合に入った」

 二回には1死からヤクルトのドラフト1位・原樹(東洋大)に対し、中前打。指揮官は、独特の言い回しで成長度を表現した。

 「ホント、楽しいよね。漫画の主人公に出てきそうなタイプだよね。練習で出てこないものが試合に出てくるタイプなのかな…。まだわからないけど。楽しみではあるよね」

 プロ入り初の1軍キャンプ参加となったが、いきなり壁にぶつかった。2日、キャンプ初のフリー打撃で指揮官から79分にも及ぶ熱血指導を受けた。「難しいね。時間がかかるわ…」。現状の技術ではプロの世界で通用しない。監督からの言葉が胸に突き刺さる。

 トップを弓矢のように捕手方向へ引き、ボールとの距離をつくる。プロに入り2年間、掛布2軍監督に言われ続けてきたことであり、克服しなければいけない弱点だった。

 昨年12月のアジア・ウインターリーグで、横田は19試合に出場し打率・304と結果を残した。だが、視察に訪れた掛布2軍監督の目に映ったのは消極的な部分。率を意識するあまりスイングが小さくなり、本来の長打力が影を潜めていた。

 「自分でも分かっています。強く振ることを意識していきます」。“師匠”からの厳しい言葉と、金本監督からの言葉が重なる。今キャンプでは鏡の前で何度もトップの位置を確認し、打撃練習に向かうようにしている。

 ここまで実戦は5試合に出場し17打数7安打、打率・412。「とにかく結果だけなので」。主人公・横田青年の物語はまだ序章にすぎない。これからどんな試練が待ち受けようとも、迷いなく信じる道を突き進む。日の当たる1軍の舞台を目指して-。

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