高山、2軍Cスタートも1軍虎視眈々

 右手有鉤(ゆうこう)骨骨折からの完全復活を目指す阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=は22日、2軍安芸キャンプスタートが決定した。しかし、鳴尾浜での新人合同自主トレでは術後初の室内フリー打撃を行い、視察した金本監督に回復ぶりをアピール。2軍初の対外試合となる2月11日・韓国ハンファ戦(安芸)で結果を残し、沖縄1軍キャンプ途中合流を目指す。

 完治へ向けて、慎重に進めてきた過程を無駄にはできない。あくまで照準は開幕。高山は首脳陣の配慮による2軍スタートに感謝し、1軍キャンプへの途中合流を思い描いた。

 「僕のことを思ってくれていると思う。ありがたい。1日でも早く(万全にしたい)という気持ちはある」

 実現へ向けて光が差した。昨年10月26日に右手有鉤骨の修復手術を受けてリハビリに励み、この日ようやくフリー打撃を再開した。鳴尾浜の室内練習場。金本監督らが見つめる前で、打撃投手を相手に2分×3セットをこなした。

 「悪くなかった。徐々にやっていけたらいいと思う」。世代屈指の安打製造機が手応えを口にしたように、金本監督も2軍スタートを後悔するほどのスイングだった。

 「高山に関しては、手術後の経過もあってあまり無理させたくないのが一番ですね。でも、今練習を見てみると振ってますね(笑)。振れてます。連れて行きたくなってきたけれど、決まってしまったのであれですけど」

 高山はキャンプ初日から全体練習に入る予定だ。だが、万全になるまで実戦形式、居残り特打などは行わない。

 当面の目標は、2軍初の対外試合となる2月11日・韓国ハンファ戦への出場だ。この試合が1軍昇格を掛けたテストになる可能性もある。「2軍の実戦で、それなりの結果が出れば、僕も金本監督に大丈夫です、と言うことができる」と掛布2軍監督。期待の新星は“一発合格”を狙う。

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