マテオは日本球界熱望!阪神に朗報や

 阪神が来季クローザーとして獲得を目指す米大リーグ、パドレスのマルコス・マテオ投手(31)が、日本球界入りを熱望していることが13日、明らかになった。かねてマテオの調査を続けてきた阪神にとってこれ以上ない朗報。呉昇桓の賭博容疑で揺れた守護神問題が早期決着する可能性も出てきた。

 呉昇桓との交渉打ち切りというショッキングな事態から2日たったこの日、阪神に朗報が飛び込んできた。新クローザー候補として最上位にリストアップし、獲得を目指すことになったマテオが、日本球界入りを熱望していることが判明した。米球界市場に精通する日本球界関係者が「希望していると聞きました」と明かした。

 四藤球団社長は呉昇桓問題に終止符を打った11日、代役について「第1候補の選手の獲得に向けて動いていく。早ければ早いほうがいい。球団の保有権の問題などクリアするべき部分もあるが、早く動くようにする。ウチの国際担当はそのつもりでスタンバイしている」と、早期獲得を望む旨を話していた。

 第1候補の名前こそ明かさなかったが、現在渡米中の渉外担当者と連携していることにも言及。マテオの保有権はパ軍にあるため、阪神側は慎重に動向を見守りつつ、スピード感を持って交渉のタイミングをうかがうことになりそうだ。

 日本行きに支障なし-。マテオの胸の内が判明したことで阪神に追い風が吹いたと言えるが、朗報はこれだけではない。

 マテオは今オフ、故郷・ドミニカ共和国のウインターリーグに参加し、圧倒的な存在感を見せている。15試合で1勝0敗、10セーブ。15回1/3を投げ、16奪三振、1失点(自責0)で防御率は0・00。四球わずか1の剛腕ぶりを発揮。“恋人”の状態は右肩上がり。カブス時代に右肘を故障し、トミー・ジョン手術を受けた経験もあるが、その後順調に回復。術後の再発もなく完全復活を遂げている。

 この日、球団関係者は新外国人の調査リストに関して「何も答えられません」とコメントを避けた。呉昇桓退団は最悪の結末だったとはいえ、クローザーという絶対的なポジションだけに代役探しは急務。穴埋めは開幕までに…などと悠長に構えるわけにはいかない。金本構想の根幹を支える新クローザーとの契約は年内が望ましい。マテオ獲得に向けた交渉を最優先に早期決着を目指していく。

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