福原&呉昇桓 決死リレーで逃げ切り

 「阪神3-2DeNA」(21日、京セラ)

 阪神・岩田から託された勝利のバトンを、落とすことなく守り抜く。狙い通りの継投策で終盤の4つのアウトをつかみ取った。福原-呉昇桓のリレーで、連敗ストップの白星へとつなげた。

 まずは2点リードの八回だ。岩田が2死一塁の場面を迎えたところで、2番手・福原が登板。「準備はしていました」。迎えたロペスには左前打で一、三塁のピンチを招いたものの、続くバルディリスを二直に仕留めた。

 「ロペスまでいったら、スパッと代えようと思っていた」と和田監督。計算通りの起用でピンチをしのぎ、九回は呉昇桓に託した。2点のリードがあった中、守護神は1死から代打・下園に直球を右翼席に運ばれるソロ弾を許したものの、後続を打ち取りゲームセット。リーグトップの37セーブ目を挙げた。

 呉昇桓は「今日は(リードのまま)抑えられたことが良かった。(打たれたのは)高めの誘い球。失投だとは思っていない」と淡々と振り返った。1点差に迫られる被弾を引きずることはない。勝てたことが大きい。

 福原も「岩田に勝ちが付いて良かった。(チームとして)1つ勝つことが大事だった」と前を向いた。落とせない一戦を、経験豊富な二人で逃げ切った。

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