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能見、小林繁超え!虎歴代16位78勝

 「広島2-7阪神」(24日、富山)

 大黒柱の自覚を白球に込めた。前日23日は5時間13分の激闘の末ドロー。「昨日ブルペンを使っていたのは頭にあったし、何とか最後までと思っていた」と阪神・能見。完投こそ逃したが、2年前も白星を挙げた富山で5勝目を手にした。

 リズムのいい投球でアウトを重ねた。七回まで許した安打は梵のソロを含め3本だけ。完投ペースだったが、八回にアクシデントに見舞われる。1死一、二塁から代打・小窪に四球を与えたところで、左足ふくらはぎがつった。緊急降板となったが大事に至らず、試合後は「大丈夫です」と気丈に話した。

 四回の好機には今季初の適時打をマーク。本人は「たまたま当たってくれました」と振り返ったが、リードを5点に広げる貴重な2点打となった。7回1/3を4安打2失点に、和田監督は「今日は状態が良かった。テンポも良かった」とたたえた。

 長野-富山と続いた北陸新幹線シリーズ。移動日の22日、能見は東京から長野まで新幹線「あさま」に乗車。窓から外の景色を眺めると、美しい自然に目を奪われた。「山とトンネルばっかりやったけどね」。そう苦笑いしながらも、「長野は社会人のときによく来たから」とプロの世界を夢見て、汗を流した日々を懐かしんだ。

 前夜は今年3月に開業した北陸新幹線「かがやき」で一足早く、富山入り。「新鮮な感じがする」という地方球場は、これで先発6試合で5勝1敗。13年から4連勝となった。

 11年には富山のチーム宿舎で渡辺長助チーフスコアラーが急逝。弔い星に「知っていたので勝てて良かった」としみじみと言った。

 小林繁を抜く球団歴代16位の通算78勝目で、チームを首位に押し上げた。「富山はいいイメージのままいけて良かった」。今季7敗と黒星が先行するが、相性のいい地から能見が巻き返す。

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