阪神・藤井彰人捕手（３８）は２１日、来季にかける悲壮な決意を語った。１１月の契約更改では、減額制限を超える２２００万ダウンの４５００万円でサイン。来年で３９歳を迎えるベテランが、意地を見せる。

　「（減俸は）クビと半分言われたのと同じと思う。最後の１年になるかもしれないけど、そんなふうに思ってスタートしないし、悔いのないようにしたい。再来年も野球がしたい」

　ファンとの触れ合いを楽しみながらも、クリスマスムードに浸っていられない。来季も梅野が積極的に起用される可能性もあるが「それをひっくり返すぐらいの気持ちで」と覚悟を示した。大みそかもランニングなどで体を動かす考えで、進退をかけるシーズンに万全の準備で挑む。