陽川弾に掛布DC「1軍レベルより上」

 「阪神紅白戦、白組2-6紅組」(10日、安芸)

 阪神・陽川尚将内野手(23)が10日、高知県安芸市の秋季キャンプで行われた紅白戦で、特大の一発を放った。紅組の「4番・遊撃」で先発出場し、二回、左翼ネット上段へ。見守った掛布DCも「1軍レベルより上の打球」と驚きの表情だった。

 持ち味の長打力を、実戦で披露した。二回、先頭で打席に立った陽川は、鶴の内角高め直球をジャストミート。「変化球を頭に入れながら、いい感じで振り抜けた」と手応え抜群の打球は美しい弧を描きながら、左翼ネット上段に突き刺さった。

 三回2死は、小嶋の真ん中直球を右中間にはじき返す三塁打。「腰と肩を平行に、レベルに振れるようにやっています」。掛布DCには、フリー打撃はもちろん、夜も宿舎で指導を受け、長打力に磨きをかけている。

 1年目の今季、1軍での出場はなかった。一方、同じ遊撃として今季2軍で競争していた北條はシーズン終盤、1軍に初昇格。21Uワールドカップでも躍動し、来季1軍の筆頭候補として躍り出た。

 それでも陽川は「持ち味は長打力。遠くに飛ばせるということをアピールしていきたい」と冷静に語る。「どのポジションも守れたら出場機会が増える」と、遊撃に加え二塁にも挑戦中だ。

 13日からは和田監督、1軍首脳陣もキャンプに合流する。「自分の今持っている力でしっかりアピールしたい」。来春は1軍のキャンプへ。“勝負の秋”はまだまだ続く。

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