マートン、本盗失敗も攻めの姿勢見せた

 「中日7‐2阪神」(6日、ナゴド)

 奮闘もむなしかった。チーム17イニングぶりとなる追撃の適時打、そして勝ち越し点を狙ったホームスチール。やるべき最大限の手を打っても、阪神は勝てなかった。「チームが負けたから…」。マートンはそう言って肩を落とした。

 2点を追う六回1死一、二塁で迎えた第3打席だった。山井が投じた初球、137キロのカットボールは低めのゾーンギリギリだったが、きれいに捉えた打球は猛烈な勢いで三遊間を破った。

 反撃ののろしとなる左前適時打。その後、1死一、三塁から伊藤隼の打席でベンチは一塁走者とのエンドランを選択。空振り三振に終わり、谷繁が二塁へ送球した瞬間に三塁走者のマートンがホームへスタートを切った。

 タイミングは微妙だったが判定はアウト。「何とかセーフにと思ったけど、結果はアウトになってしまった」と振り返ったが、二塁での三振併殺を防ぐ意味でも果敢なチャレンジは責められない。誰よりも勝利を欲しているからこそ‐。助っ人の表情は最後までさえなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス