能見「攻める気持ち」でリベンG完封!

 「阪神9‐0巨人」(12日、甲子園)

 勝負の世界の鉄則だ。やられたら、やり返す。阪神のエース・能見篤史投手(34)が被安打6で巨人打線をゼロに封じた。今季のセ・リーグ完封一番乗り。3月28日、敵本拠地の開幕戦で五回途中10失点KOされた相手に雪辱した。打線も爆発し、4連勝。猛虎の勢いが増してきた。

 一身に背負う期待と責任が左腕を突き動かす。やられたままではいられない。屈辱の夜を乗り越え、鮮やかに見舞った127球の「完封返し」。能見が、聖地の大歓声に満点の投球で応えた。

 「攻める気持ちを忘れずに投げました。先に崩れるよりは最初から飛ばしていこうと」

 気持ちを整え、同時に策も練った。開幕戦で喫した4回2/3を10失点の敗戦から2週間後の伝統の一戦。「不安もありましたが。開幕で点を取られて、そういうのでの不安」。消したい過去と恐怖と向き合い、新たな一手を打つ。それが最速146キロだった、直球主体のピッチングだ。

 前回は変化球が多くなってしまった中「(配球は)藤井さんがいろいろ変えてくれた。球場も違うので」と能見。四回無死一、三塁からはロペスを一邪飛、阿部から空振り三振を奪うと、坂本には初球のチェンジアップの後、直球を4球続け、6球目の内角直球で見逃し三振に仕留めた。

 完封勝利は通算8度目で、巨人戦では昨年4月9日(甲子園)以来通算3度目。プロ野球史上337人目の1000投球回も達成した。「負けるよりは勝った方がいいので」。勝利で飾った節目。積み重ねてきた思いに特別なものがある。

 今年で10年目。自宅の一室には数々の記念の品が並ぶ。「だいぶ増えてきたね」。ウイニングボール、奪三振のタイトル…。それらの中で目立つように飾られている4つの証し。過去4度受賞した月間MVPのものだ。そこに能見のこだわりがある。

 「月間MVPは、チームが勝てていることでもあるから。個人の(シーズンの)タイトルよりそっちの方が大事でうれしい」と能見。重要なのは個人よりもチーム。チームとしての勝利が、左腕の大きな原動力だ。

 痛快なリベンジで、この日が、巨人としては今季初の完封負け。「今年はよく打ってくれるので、ピッチャーががんばればいいところにいけると思う」。まだ、これからだ。仲間とともに次なる勝利と歓喜を追い求めていく。

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