ゴメス2・6来日!調整遅れの心配無用

 夫人の出産に立ち会うため来日の遅れが懸念されていた阪神の新外国人マウロ・ゴメス内野手(29)=ナショナルズ=が2月6日に来日し、沖縄で入団会見を行うことが21日、分かった。沖縄・宜野座キャンプ第2クール初日の7日に合流。4番候補の「調整遅れ」の心配は無用となり、和田阪神3年目の船出に陰りはなくなった。

 ゴメスさん、めんそ~れ。遅れてきたカリブの大砲が沖縄で縦じまに袖を通す。新助っ人の来日便が正式に決まった。夫人が2月に第1子の出産を控えているためキャンプ合流のメドが立たなかったが、出産予定日が定まり渡航の準備を整えたという。ゴメスはキャンプ休日の2月6日に関西空港経由で沖縄入り。読谷村内のチーム宿舎で入団会見を開き背番号5を披露、翌7日に宜野座キャンプに合流する。この日、球団首脳が「その予定です」と明かした。

 出産ばかりは神のみぞ知るもの。昨年、中村GMは「第1子だから、配慮してあげないといけない。行ったり来たりするより遅れて来たほうがいい」と、場合によっては大幅な出遅れも覚悟していたが、パパになった4番候補はキャンプ第2クールの初日から全体練習に参加。全国各地から多くの虎党が訪れる週末の宜野座でフリー打撃を行う。快晴の大空に特大アーチ、柵越え連発…なんてことになれば、和田監督ら首脳陣の頬も緩むはずだ。

 「向こう(米球界)の選手は試合に出ながらつくっていく。本人も出たがるだろう」。球団関係者がそう話すように、時差ぼけが解消されれば、本人がすぐにでも実戦デビューを志願するかもしれない。ゴメスが紅白戦や練習試合で快音を響かせば、一塁のレギュラーを争う新井も黙ってはいない。2月終盤を待たずに、宜野座がヘビー級の戦場と化し、チーム内の相乗効果も期待できる。

 キャンプ中の実戦は練習試合5試合、オープン戦2試合。紅白戦やシート打撃にも積極参加することで、投手のみならず日本のストライクゾーンや公式球への対応も早まる。この日、中村GMは新助っ人の近況について「練習?そりゃ、しているでしょう。マートンやオマリー(打撃コーチ補佐)から甘くないと聞いていると思う」と、日本野球の「傾向と対策」を練る姿を期待した。調整遅れの心配は無用になった。補強の目玉が立春の沖縄でベールを脱ぐ。

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