ドラ6岩崎“ダルカーブ”で開幕1軍だ
“ダルカーブ”習得だ!阪神新人合同自主トレ休日の17日、ドラフト6位・岩崎優投手(22)=国士舘大=が、鳴尾浜で休日を返上して練習。18日から始まる第3クールではブルペン入りし、米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)を参考にしたカーブを試投することを明かした。
ドラ6左腕の探求心は果てしない。プロで成功するため、岩崎はダルビッシュ流のカーブ習得を目指す。
「今まであまり投げなかったんですけど、ダルビッシュ投手のカーブを参考にしています。(プロでは)緩急が必要になってくるので、使えるレベルにしていきたいです」
“ダルカーブ”との出合いは国士舘大4年の時。野球部のコーチから手渡された資料に、投げ方が記されていた。ダルビッシュのカーブといえば、直球と50キロほど緩急差があるものや、落差の大きいものなど数種類ある。すべてを習得するわけではないが、スライダー、フォーク、シンカーなどの持ち球に加えて投球の幅を広げていく。
大学時代、カーブは1試合で1割ほどしか投げなかった。習得挑戦の先には、開幕1軍入りを見据える。この日、休日返上のキャッチボールでは、数球を試投して感触を確かめた。第3クールに予定している初ブルペンから、積極的に投げ込んでいくつもりだ。
「ここまで順調にきています」と合同自主トレの折り返しを振り返った。左対策のチェンジアップとともに、新たな武器を身につける‐。即戦力の期待がかかる左腕は開幕1軍へ、とことん貪欲だ。