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久保FA宣言 流出か…DeNAが調査

 阪神は12日、今季国内FA権を取得した久保康友投手(33)が権利を行使することを発表した。この日、球団は久保サイドから権利行使の意思を伝えられ、FA宣言に必要な書類を受理。阪神は今後も残留へ向けた交渉を継続していく方針だが、来季の先発候補の1人となる右腕が、他球団へ流出する危機に陥った。

 猛虎の理論派右腕が大きな決断を下した。この日、久保は球団側へ権利を行使する旨を伝え、FA宣言に必要となる書類を送付。15日からは国内すべての球団と交渉が可能となる。来季のVへ貴重な先発となる戦力が、流出する危機を迎えた。

 高野球団本部長は「他球団の話を聞きたいということで、FA宣言の書類をいただきました。われわれとしてはもう1度、交渉を継続したい。必要な戦力と考えている」と説明。引き続き、慰留へ努める方針を示した。

 これまで阪神は代理人を通じて数度の残留交渉を行ったが、久保はFA期限(13日)ぎりぎりまで熟考の構えを示していた。次回交渉は未定だが、久保が最も重要視する環境面が今後の焦点となる。

 今季は抑えとしてスタートしたが、チームは来季、本人が希望する先発として再び起用する方針を固めている。また、施設面を含めた練習環境も他球団に後れを取っていない。阪神残留の可能性も十分に残されている。

 ただ、久保に対しては先発補強が急務となるDeNAなどの複数球団が調査を進めており、し烈な争奪戦となることが予想される。特にDeNAは獲得調査に力を入れており、獲得に乗り出せば移籍先の最有力候補に浮上しそうだ。

 現時点では、阪神を含めて獲得に手を挙げる球団すべてが同じスタートラインに立っている。久保側も、あらためてフラットな状態で阪神との交渉に臨むことになった。

 高野本部長は「代理人を介して色々と要望はあるでしょうが、交渉ごとですので、私からとやかくはね」と話すにとどめた。久保が希望する最良の環境を整えられるかが、鍵を握りそうだ。

 今季は新人・藤浪の台頭があったが、来季へ向けてエース・能見、残留が濃厚なメッセンジャーに続く先発陣の充実は必要不可欠。中日からFA宣言した中田賢の獲得も目指しているが、久保が流出となれば大きな痛手だ。9年ぶりの優勝へ、右腕の慰留へ全力を傾ける。

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