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虎先発補強へ中日・中田賢を獲得調査

 阪神が来季の先発投手の強化に向け、今季に国内FA権の取得条件を満たした中日・中田賢一投手(31)の獲得調査に乗り出すことが30日、分かった。9年ぶりの覇権奪回が至上命題となる来季へ、猛虎が積極的な補強を推し進めていく。

 今季は宿敵・巨人に譲ったリーグ優勝という命題。巨大戦力を打ち倒すための戦力整備へ、猛虎が早くも積極的な動きを見せている。その中で、先発投手陣のさらなる強化へ向け、白羽の矢を立てたのが通算61勝の右腕、中日・中田賢だ。

 中田賢は、8月に国内FA権の取得条件を満たした。3年目の07年には14勝を挙げ、中日の53年ぶりとなる日本一に貢献。その後は右肩の故障などに悩まされたが、昨季は先発ローテとして22試合に登板。打線の援護に恵まれず7勝(10敗)に終わったが、防御率2・83を記録し、復活を果たしている。

 今季は主に中継ぎとしての起用が続いたが、8月以降は先発に復帰。FA権取得選手を年俸により格付けしたランクでも、人的・金銭ともに補償が不要なCランクに位置すると見られるのも、大きなメリットだ。

 オフのFA選手獲得に関して球団関係者は「今年は、補償の(必要が)ない選手に関しては(獲得へ)行こうということになっている」と話している。中田賢は阪神の補強戦略とマッチする。

 この日、兵庫県西宮市の球団事務所で行われたスカウト会議後に開かれた編成会議でも議題に上り、中田賢の獲得調査に乗り出すことについて、確認したもようだ。

 8年ぶりのリーグ優勝を逃した猛虎だが、すでに来季へ向けた補強戦略が進んでいる。今季、シーズン中盤まで固定できなかった守護神候補として、韓国・サムスンの呉昇桓(オ・スンファン)を、獲得へ向けて調査し続けている。

 先発投手については藤浪の台頭はあったが、能見、メッセンジャー、スタンリッジに続く5番手以降の先発投手に苦労した。先発補強は投手層に厚みを増すとともに、さらなる競争を生む効果が期待される。

 最速150キロを超える力強い直球、キレのあるスライダー、フォークは健在で、阪神に少ないパワーピッチャーという点でも魅力は十分だ。

 野手では、残留が濃厚なオリックス・李大浩の獲得を断念。だが2度の渡米で中村GMが視察したリストを中心に、新外国人選手を絞り込んでいる。頂点をつかむまで、歩みを止めず強固な猛虎軍団の完成を目指す。

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