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隼太、初弾含む4安打4打点でアピール

 「練習試合、中日11‐15阪神」(16日、北谷)

 オレを忘れるな!2年目の飛躍を目指す阪神・伊藤隼太外野手(23)が中日戦で“今季1号”となる3ランを含む4安打4打点の活躍を見せた。三塁打が出ればサイクル安打という大暴れ。し烈な外野手争いで大きなアピールとなった。

 鋭い眼光で狙いを定め、相棒を振り抜いた。力強く、高々と飛び出した白球。伊藤隼が北谷の青空に存在感を示す放物線を描いた。

 四回2死一、二塁の第3打席だった。「前の打席で同じような状況で同じ投手(辻)に三振していた。今度はストレートに振り遅れないようにしようと思った」。2打席目に空振り三振に仕留められた直球を、今度は逃さなかった。右翼席へ実戦第1号となる3ラン。少し表情を緩めながらゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 一発だけではなかった。初回2死での二塁打など4安打。10日の練習試合・日本ハム戦では先発で唯一、無安打に終わった出遅れを一気に取り戻した。

 「試行錯誤の段階だけど、結果が出るとやっていることが間違いじゃないと思う」。昨秋のキャンプから挑戦している慶大の先輩、巨人・高橋のように右足を上げてタイミングを取るフォームにも手応えをつかんだ。

 和田監督は本塁打の次打席から成長を感じ取っていた。8日のシート打撃では本塁打の後に三振したが、この日は六回無死二塁で右前適時打。「ホームランを打った後を重要視していたけど、1つ壁を破った。今までできなかったことができつつある」と目を細めた。

 DeNA・横山スコアラーは「だいぶんいいね。結果もだけど、内容もいい。今日だけではなくて前から良かったからね」。広島・畝スコアラーも「(2打席目に三振した)同じ所をどう打つかと思ったけど、よくホームランにした」と周囲の評価も変わってきた。

 ただ、伊藤隼は反省を忘れなかった。安打以外の2打席はともに三振に倒れた。「ヒット以外の打席で反省することがある。自分はアピールしないといけない。結果は出たけどおごらず、継続したい」。今季は右翼・福留、左翼・マートンのレギュラーが決定的。残る中堅を最有力の大和らと争う。一喜一憂はしていられない。背番号51は口元を引き締めたまま帰途に就いた。

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