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良太64発!13年初実戦「4番」決定

 「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)

 阪神・新井良太内野手(29)が9日、宜野座村野球場のメーングラウンドで、鳥谷敬内野手(31)とともに行った特打で、224スイングで64本の柵越えを放った。見守った和田監督が絶賛する仕上がりを見せ、10日の2013年の初実戦となる日本ハムとの練習試合(名護)に「4番・三塁」で先発出場することが決まった。

 中堅122メートル。両翼98メートル。甲子園球場より広い宜野座村野球場が、良太のバッティングセンターと化した。カキ~ン。カキ~ン。面白いように打球がスタンド目がけて飛んでいく。圧巻は145スイング目。左翼の芝生席のさらに後方に設けられた防護ネットの中段まで、軌道は延びた。

 224スイングで計64本の柵越え。4連発が2度。5連発もあった。福留が前日の特打で放った48発を悠々しのぐパワー。3・5スイングに1本を芝生席に放り込み、柵越え率でも4・4スイングに1本だった先輩を上回った。

 「風でしょ。別に…。いつも通りですよ」

 素っ気ない感想とは裏腹な確信がある。昨季、片岡前打撃コーチと二人三脚で取り組んた打撃改造で自信を深めた。始動を早く左足を上げ、ゆったりとしたフォームから腰をグイと回転させる。現役を退いた金本知憲氏からも「今のままでいい」と助言をもらった。2人の師匠から習得した形だから迷いがない。

 「相当、自信をつけたんじゃないかな。力量は昨年とは雲泥の差。キャンプのここまでで一番成長している選手。あのバッティングを見ていると、早くゲームを見たいと思わせるスイングをしているよ」。良太の方向性を知るからこそ、見守った和田監督は微動だにしない。10日に行われる日本ハムとの練習試合は「4番・三塁」に指名。言葉通り期待の打順で真価を問う。

 良太は昨年、和田新監督の初采配となった2月12日の日本ハム戦でチーム初本塁打を放った。今キャンプも初のシート打撃で虎1号を放つなど、猛アピールを続ける。

 「内容も結果も全部欲しい。欲張りだから。打てても打てなくても、声を出して、自分らしさを出していきたい」。昨季は「声枠」で2月の主役をゲット。キャンプMVPに選ばれ、シーズン中盤から4番にまで上り詰めた。今年の初陣も謙虚に「声」から発進。最後は「力」で定位置を。良太の青写真はもう仕上がっている。

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