稀勢の里、苦手の逸ノ城撃破で1敗死守

 「大相撲名古屋場所・6日目」(17日、愛知県体育館)

 大関稀勢の里は、過去2勝3敗と分が悪かった関脇逸ノ城を落ち着いた取り口で下して1敗を守った。横綱白鵬は小結妙義龍に快勝し6連勝で、通算勝ち星を926勝として現役単独1位に。横綱鶴竜、大関照ノ富士、平幕の鏡桜も勝って全勝力士は4人。大関陣は豪栄道と琴奨菊が星を五分に戻した。

 地位が上の大関としてそう何度も負けるわけにはいかない。稀勢の里は、立ち合いで右に変化した逸ノ城に左腕をたぐられたが、全く動じなかった。右を差された瞬間、素早く左を巻き替えてもろ差しの絶好の体勢。逸ノ城が左腕を巻いて苦しまぎれの首投げにくるところを、体を密着させて207キロの巨体を正面から寄り切った。

 昨年秋場所の初顔合わせでは、新入幕だった逸ノ城に立ち合いで変化されて両手からバッタリ落ちた。今年の春場所は土俵下まで吹っ飛ばされるなど、対戦成績も負け越しているだけでなく、内容的にも明らかに苦手だった。厄介な相手を冷静に破って1敗をキープ。「立ち合いの変化?何かあるかなと思った。落ち着いていけたし、いい汗をかきましたよ」と満足そうな表情で振り返った。

 今場所前に行われた二所ノ関一門の連合稽古では、一門外から出稽古にきた逸ノ城をぶつかり稽古で徹底的にかわいがった。場所前の3日には29歳の誕生日を迎え、「ゆっくりしてはいられない。照ノ富士に勝たないと優勝はない」と若手の躍進に対抗心をムキ出しにした。06年初場所の栃東(現玉ノ井親方)以来の日本出身力士による優勝へ、中盤戦からさらに調子を上げていく。

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