大関昇進の照ノ富士が優等生に変身!?
大相撲夏場所後に大関昇進を決めた照ノ富士(23)=伊勢ケ浜=が2日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で大関として初めての稽古を行った。宝富士、誉富士を相手に40番の稽古で名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)へ向けて始動した。
初優勝と大関昇進で照ノ富士の生活はガラリと変わった。「外に出かけるとき、普通に出かけられなくなっちゃった」と苦笑い。一躍有名人となり、「前は誰も(自分のことを)知らないと思ってたのに、今はバーッと来るから。ありがたいけど、ちょっと自由がない」と、うれしさを感じつつも困惑の日々だ。
照ノ富士といえば歯に衣(きぬ)着せぬぶっちゃけコメントもウリだ。お酒を飲んだ話や、失敗談を冗談を交えて面白おかしく話す。だが「普通に話せなくなる。みんな見てるから、前と違って。冗談もダメ」。大関昇進を機に優等生への変身を決めたようだ。
変わらないのは稽古。この日も40番の稽古でしっかりと汗を流した。「大関だからって変わった稽古をしたらおかしいでしょ。よくやったな」と稽古には満足。場所後も昇進の行事が続いたが「(トレーニングは)しょっちゅうやってました」。新大関場所の名古屋へ変わらぬ稽古で挑む。
