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栃乃若26歳で電撃引退 気力の衰えか

 26歳で現役引退する栃乃若
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 大相撲の幕内栃乃若(本名李大源、兵庫県出身、春日野部屋)が15日、26歳の若さで電撃的に現役引退した。気力の衰えが理由とみられ、この日、日本相撲協会に引退届を提出した。兵庫・報徳学園高3年で高校横綱に輝き、西前頭筆頭まで上り詰めたが、先月の九州場所は東前頭15枚目で3勝12敗と負け越し。来年1月の初場所は十両転落が確実となっていた。

 入門直後などは除き、角界では30歳を超えての引退が一般的な中、栃乃若が、26歳の若さで土俵を去った。気力の衰えが理由とみられるものの、師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)が、「びっくりした。まだこれからなのに。残念だ」と話すほど、電撃的だった。

 師匠によると、今月上旬の冬巡業終了後に引退の申し出があったという。九州場所は東前頭15枚目で3勝12敗と負け越し、3場所連続2桁黒星で来年1月の初場所は十両転落が確実となっていた。

 報徳学園在籍時に高校横綱になり、07年初場所で初土俵を踏んだ。自己最高位の西前頭筆頭だった12年春場所初日には、大関2場所目の稀勢の里を力強く押し倒した。「柔らかくて重い。今後要注意の相手になる」と、大関を警戒させたほどだった。

 195センチ、177キロの恵まれた体格で、懐も深く期待されたが、淡泊な性格が気力の衰えを招いたとの指摘も角界内から聞こえる。関係者が「自分の世界に入り、周囲の助言を受け付けないところがある」と言うように、精神面に難があり三役、三賞には手が届かなかった。

 唐突に映る引退も、約2年前から考えていたという。素質の半分以上も出せず、大器は未完のまま寂しく土俵を去った。

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