納谷氏の一周忌法要と故人をしのぶ会が19日、都内のホテルで営まれ、約200人が参列した。親交のあったプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長は「とにかく月日がたつのは早い。1年がたって大鵬さんの思い出がより鮮明になる。その存在は色あせない」と述べた。
生前の納谷氏の姿が会場のスクリーンに映し出され、大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋の師匠、大嶽親方(元十両大竜)ら参列者が献花した。芳子夫人は「あっという間の1年で、まだ近くから『おい』と呼ばれている気がします。日に日に大鵬のすごさ、優しさ、重さを感じています」とあいさつした。