元横綱武蔵丸の武蔵川親方(41)が13日、都内の藤島部屋での最後の稽古を終え「ハワイから日本に来て25年間、ここで育った。一生懸命稽古したなあ」と目を潤ませた。
夏場所(5月12日初日、両国国技館)から武蔵川部屋を再興して独立。稽古後には弟子2人と、7月の名古屋場所で入門予定のおいが、江戸川区の部屋へ引っ越した。同親方は「チャレンジャーでいきます。強い力士を育てたい」と抱負を語った。
夏場所で新弟子が1人加わり、部屋の土俵祭りは6月を予定。日本協会を定年退職している元武蔵川親方(元横綱三重ノ海)、元中村親方(元関脇富士桜)、元大島親方(元大関旭国)が指導を手伝うという。