かど番大関の琴奨菊&琴欧洲は黒星発進

 「大相撲九州場所初日」(11日、福岡国際センター)

 佐渡ケ嶽部屋のかど番大関2人が、初日からつまずいた。琴奨菊が栃煌山、琴欧洲は松鳳山に同じすくい投げで敗れて黒星発進。あきれた北の湖理事長は「琴奨菊と琴欧洲はいいところがなかった」と突き放した。

 両大関とも9月の秋場所を負傷で途中休場した。琴奨菊は左膝内側の側副靱帯(じんたい)損傷。琴欧洲は右肩甲下筋挫傷。まだ、完治には至っていない。琴奨菊は「気持ちで頑張らないと」と話し、琴欧洲も「(右肩は)まだですね」と不安を隠せない状態だ。

 場所前の稽古が満足にできなかったツケを、いきなり払わされた。完敗の取り口について、琴奨菊は「切り替えて頑張らないと」と言葉少なく、琴欧洲は「もう少し腰を落とせば良かったが、勝ち急いだ」と強がるしかなかった。

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