赤信号で列車出発指示か スペイン事故、68人死亡

 【パリ共同】スペイン中部トレド県で高速列車が停止中の別の列車に追突した事故で、プエンテ運輸相は28日、記者会見し、赤信号表示にもかかわらず、運行を管理する指令センターが高速列車の運転士に発車を指示したと明らかにした。事故原因との断定は避けつつ、指令センターの判断は「明らかな誤りで、説明がつかない」と指摘した。地元州首相によると、死者は68人に上った。

 スペイン紙パイスによると、負傷者は107人で、うち18人が重体。

 プエンテ氏によると、28日午前8時半ごろ、首都マドリード-南部セビリア間の一部でコンピューターシステムに不具合が発生。63キロにわたる区間で列車6本が自動停止した。マドリードの指令センターは6分後、安全システムが作動せずに赤信号も表示されている状態で、運転士らに発車を指示。午前8時53分に事故が起きた。

 危険に対処できるよう、運転士に時速40キロでの「目視運転」を求めるべきところ、指令センターは指示しなかった。

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