米刑務所で性別適合医療を許可 最高裁、トランプ政権方針を停止
【ワシントン共同】米連邦最高裁は21日、連邦刑務所に収監されているトランスジェンダーの受刑者に対するホルモン療法など性別適合医療を当面認める判断を示した。トランプ政権による医療制限方針を一時差し止めた下級審判断を維持し、政権側の緊急申し立てを退けた。具体的な理由は説明していない。
保守派判事が多数派の最高裁は、トランスジェンダーを巡る訴訟で性別は男性と女性だけだとするトランプ政権寄りの判断を示すことが多かった。NBCテレビは「トランスジェンダー支援者がめったにない勝利を収めた」と伝えた。
トランプ大統領は昨年1月、刑務所での性別適合医療に対して連邦政府の予算を支出することを禁じる大統領令に署名。連邦刑務所局が今年2月、医療措置を制限する新たな方針を発表した。
性同一性障害の診断を受けている受刑者は連邦刑務所に約千人いるとされる。受刑者側は医療を受けられなくなれば、うつ病や自殺願望などのリスクが悪化すると訴えていた。
