クアッド、海洋安保で支援強化 外相会合、対ASEAN
【マニラ共同】日米豪印は22日、協力枠組み「クアッド」の外相会合をフィリピンの首都マニラで開き、共同文書を発表した。海洋安全保障などを通じて東南アジア諸国連合(ASEAN)への支援強化を議論したとし、影響力を高める中国をけん制した。前回会合は5月下旬にインドで開かれたばかりで、短期間で相次いで開催した。
ルビオ米国務長官は2024年9月を最後に開かれていないクアッド首脳会合の年内開催に意欲を見せ、調整を加速させる構え。各国は経済や軍事で威圧を強める中国をにらみ、活性化を図りたい考えだ。
クアッドは米国の対中競争戦略の一部で、インド太平洋地域のエネルギー安全保障や海洋監視活動に関与する足場として枠組みを捉える。一方、中国は包囲網構築の動きだとみて警戒している。
首脳会合は昨年、インドでの開催が計画されたが、ウクライナ侵攻を続けるロシアからの原油購入などを巡る米印関係の悪化で見送られた。クアッドの存在感低下が指摘される中、ルビオ氏は5月の外相会合の際にインドのモディ首相とも会談した。
