エボラ隔離施設抗議で2人死亡 ケニア、米国が開設進める
【ナイロビ共同】東アフリカのケニア中部で1日、米国が開設を進めるエボラ出血熱の隔離施設に抗議するデモがあり、ロイター通信によると、治安部隊と衝突、2人が死亡した。デモの主催者は治安要員の発砲が原因だと説明した。施設は感染した疑いのある米国人向けだとされ、地元医療従事者団体から「リスクの押し付けだ」と批判が出ていた。
ロイターによると、デモには数百人が参加した。ケニアでは感染者は確認されていない。施設の場所は首都ナイロビの北約150キロにある空軍基地で、規模は50床。ケニアの裁判所は5月下旬、外国政府との合意に基づく施設の設置や運用を一時差し止める命令を出している。
ルト大統領は6月2日、X(旧ツイッター)への投稿で、施設の目的は米国との協力に基づく「国家的なエボラ熱対策の一環だ」とした。ケニア側は米国人以外も受け入れるように求めてきたとされるが、米政府が同意したかどうかは不明。
エボラ熱はコンゴ(旧ザイール)東部イトゥリ州を中心に広がっている。
