ロシア南部の仏教寺院、平和祈る 最高位の高僧「紛争終結を」

 取材に応じる最高位僧侶のテンジン・チョイダクさん=3月、ロシア南部カルムイキア共和国エリスタ(共同)
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 【エリスタ共同】モスクワから千キロ離れたロシア南部カルムイキア共和国の首都エリスタに欧州最大とされるチベット仏教寺院がある。モンゴル系住民が多い共和国で仏教界最高位の僧侶は、世界中で紛争が絶えないと憂い「全ての紛争が永遠に終結することを願う」と平和を祈っている。

 3月、エリスタ中心部の寺の朝が僧侶たちの読経で始まった。約2時間続く間、人々が入れ代わり立ち代わり、巨大な仏像を前に手を合わせた。

 「紛争は苦しみをもたらす。全ての人々が苦しみから解放されることを願う」。最高位僧侶テンジン・チョイダクさん(49)は、人々が互いに対等に接することで「相互理解が深まり、争いも減る」と説き続けている。

 寺の歴史は苦難の連続だ。1917年のロシア革命以前は僧侶が4千人以上いたとされるが、ソ連の共産主義下で宗教は否定され、多くの僧侶が投獄や追放に。91年のソ連崩壊後、ロシアは仏教を認めたが、今は僧侶は30人程度しかいない。

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