テヘラン、停戦合意に安堵と喜び 反体制派は「自由への道閉じた」
【イスタンブール共同】米国とイランの停戦合意が発表された8日、連日の爆撃を受けてきたイランの首都テヘランでは安堵と喜びの声が上がった。一方で、イスラム体制の崩壊を期待してきた住民からは落胆の声も漏れた。
イラン国営テレビは8日早朝、テヘラン中心部の広場で国旗を振りながら停戦を祝う市民らの姿を放送。女性アナウンサーが「完全な勝利」と繰り返した。
「ようやく不安なく眠ることができる」。主婦サラさん(26)は、トランプ米大統領がインフラへの大規模攻撃を警告していたことを挙げ、一時停戦を歓迎した。ただ「将来は不透明なままだ」と話し、恒久的な停戦を求めた。
イランでは昨年末から今年1月にかけ、経済難に対する抗議デモが起き、全国的な反政府運動に発展。治安当局の弾圧で多数の市民が犠牲となった。
米イスラエルの攻撃による体制崩壊を望んでいた会社員レイラさん(34)は「結局、自由への道は閉ざされた」と失望感を口にする。「今回の戦争は国民に何ももたらさなかった。このままでは街頭で抗議し殺された人たちが報われない」と語った。
