レバノン駐留長期化も イスラエル、国連軍に死者
【エルサレム共同】イスラエルメディアは29日、親イラン民兵組織ヒズボラ掃討を掲げレバノン南部で侵攻を拡大するイスラエル軍に関し、南部での駐留が数カ月から数年間続く可能性を報じた。停戦に合意しても直ちに撤収する見込みはないとしており、事実上の占領状態が長期化しかねない。ネタニヤフ首相は「緩衝地帯の拡大を指示した」と語った。
一方、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は30日、レバノン南部のUNIFILの拠点で飛翔体が爆発し、要員1人が死亡、もう1人が重傷を負ったと発表した。飛翔体を発射した主体は不明という。UNIFILはレバノン南部で国連平和維持活動(PKO)を担っている。
イスラエル軍はヒズボラの影響力が強いレバノン南部を中心に攻勢をかけている。犠牲者は増加の一途をたどり、レバノンの国営通信によると、交戦が再開した2日以降の同国の死者は1238人になった。
ネタニヤフ氏は29日、レバノンと国境を接するイスラエル北部の軍司令部を訪問。国民に対し「忍耐を持ち続けてほしい」と述べ、交戦継続への理解を求めた。
