エネ施設破壊「前例ない混乱に」 ペルシャ湾岸、修復に時間も
米イスラエルとイランの戦闘では、ペルシャ湾岸アラブ諸国の石油や液化天然ガス(LNG)といったエネルギー施設が相次いで攻撃された。ホルムズ海峡は事実上封鎖され、原油価格が急騰。専門家は「国際社会が前例のない混乱に直面している」と語る。修復に最大5年かかるというLNG施設もある。
「エネルギー部門の壊滅的被害はカタールだけでなく広範な影響を及ぼすだろう」。天然ガス大国カタールのアンサーリ外務省報道官は24日、記者会見で指摘した。18~19日に世界最大規模のLNG生産・輸出拠点ラスラファンにイランのミサイル攻撃があり、LNG輸出能力の17%が失われた。復旧に最大5年と見込まれている。
米イスラエルの攻撃開始以降、イランは報復として湾岸諸国のエネルギー施設攻撃を繰り返し、イスラエルもイランにある世界最大規模の南パルス・ガス田の関連施設を空爆した。
ホルムズ海峡のタンカー輸送は封鎖で困難になっているが、迂回拠点として期待されるUAE東部フジャイラや、紅海側のサウジ西部ヤンブーのエネルギー施設も攻撃されている。





